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ワクチンについて

よ〜くわかる予防接種

副反応ってな〜に?
予防接種後の一般的な副反応や受けた後に注意する事の説明です。

今までの話で予防接種は、重症化することのある病気(感染症)をあらかじめ予防する有効な手段であることがおわかりいただけたと思います。しかし、この予防接種の後に、熱が出たり、機嫌が悪くなったり、はれたり、しこりがでたりすることがありますが、そのほとんどが2〜3日で自然に消えてしまいます。このような好ましくない変化を副反応と言います。
副反応というと「とてもこわいもの」とか、「副反応がこわいから予防接種を受けたくない」と思っている人がいるようですが、必ずしもそうではありません。そのほとんどがいわば生体の反応である一時的な症状で、本当にかかったリスクに比べると軽く、重度の副反応はきわめてまれです。


もし副反応が起こったときは
予防接種を受けたあと、副反応がでたと思ったときは、接種した医師にご相談ください。
また、定期の予防接種による副反応で医療費を要した場合、後遺症が残った場合、死亡した場合などは国がその被害を救済することになります(予防接種法による救済制度)。任意の予防接種の場合や予防接種法で定められた予防接種を定期の接種の年齢枠以外で受けて健康被害が生じた場合は、薬剤による副作用と同じ扱いになり、医薬品医療機器総合機構(PMDA)という組織によって救済されます。

ワクチンの注意点について
予防接種を受けてからの注意点がいくつかあります。以下にまとめましたので参考にしてください。

1.予防接種を受けたあと30分間は、接種場所でお子さんの様子を観察しましょう。やむを得ず帰宅する場合は、すぐに先生と連絡がとれるようにしておきましょう。急な副反応はこの間に起こることがあります。
2.生ワクチンでは3週間、不活化ワクチンでは24時間は副反応の出現に注意して観察しましょう。
3.接種当日ははげしい運動をさせないようにしましょう。
4. 入浴は差し支えありませんが、注射した部位をこすらないよう注意しましょう。


正しい知識をもって、予防接種を受け、お子さんの健やかな健康を守りましょう。